社会人になると勉強時間がなくなる理由
「資格の勉強をしたい」
そう思いながらも、気づけば一日が終わっている。
仕事が終わって帰宅すると、もうぐったり。
スマホを少し見ているうちに、あっという間に夜になってしまう。
これは特別なことではありません。
むしろ、多くの社会人が同じ悩みを抱えています。
たとえば──
事務職の人は、日中の業務や残業で疲れ切ってしまう。
営業職は外回りや移動が多く、仕事の時間が不規則になりやすい。
販売職はシフト勤務で、生活リズムそのものが安定しにくい。
「勉強する時間がない」
そう感じるのは、ある意味とても自然なことです。
しかし一方で、最近はこんな言葉をよく耳にします。
「このまま同じ仕事を続けていて大丈夫だろうか」
終身雇用が当たり前だった時代は、少しずつ形を変えています。
AIの進化や働き方の変化によって、仕事の内容そのものが変わり始めているからです。
だからこそ今、多くの社会人が
「自分のスキルを増やしたい」
と考えるようになりました。
実際、資格の勉強を始める社会人は年々増えています。
ただし、ここで大事なことがあります。
社会人の勉強は
「やる気」だけでは続きません。
むしろ多くの場合、
勉強を続けられる人は、勉強時間の作り方を知っています。
忙しい社会人ほど、
通勤時間やスキマ時間をうまく使いながら少しずつ勉強を進めています。
この記事では
忙しくても続けられる「社会人の勉強時間の作り方」
を紹介します。
事務職・営業職・販売職など、忙しい社会人でも実践できる方法ばかりです。
「仕事をしながらでも勉強できるんだ」
そう感じてもらえるヒントになれば嬉しいです。
忙しい社会人ほど「スキマ時間」を使っている
「勉強する時間がない」
社会人になると、多くの人がこう感じます。
仕事、通勤、家事、付き合い。学生の頃と比べると、自由な時間はかなり少なくなります。
だから「まとまった勉強時間」を作ろうとすると、どうしても続きません。
実際に資格試験に合格している社会人の多くは、長時間の勉強をしているわけではなく、スキマ時間を積み重ねていると言われています。
例えばこんな時間です。
・通勤の電車の中
・営業先への移動時間
・昼休みの10分
・寝る前の少しの時間
一つ一つは短くても、毎日積み重なると大きな勉強時間になります。
仮に1日30分の勉強時間を確保できたとします。
30分 × 365日 = 約180時間
180時間というと、資格試験の勉強としては決して小さくない時間です。
多くの資格は、このくらいの勉強時間で合格を目指すことができます。
忙しい社会人ほど、この時間の使い方がとても上手です。
例えば事務職の人なら、通勤の電車の中で少しずつ勉強する。
営業職なら、移動時間を活用して知識をインプットする。
販売職なら、出勤前のカフェや休憩時間を勉強にあてる。
最初は「こんな短い時間で意味があるのかな」と感じるかもしれません。
しかし、勉強というのは筋トレと少し似ています。
一回で長くやるより、短い時間でも毎日続ける方が力になります。
社会人の勉強は、長時間の努力というより
小さな積み重ねの技術
と言った方が近いかもしれません。
そして今は、スマホで勉強できる教材も増えてきました。
そのため、机に向かう時間がなくても、スキマ時間を勉強に変えることができるようになっています。
次の章では、社会人が一番活用しやすいスキマ時間、
「通勤時間」を勉強時間に変える方法を紹介します。
コツ① 通勤時間を勉強時間に変える
社会人が一番活用しやすい勉強時間は、実は通勤時間です。
多くの人は通勤中に
・SNSを見る
・ニュースを流し読みする
・なんとなくスマホを触る
という時間の使い方をしています。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
ただ、その時間の一部を勉強に変えるだけで、勉強時間は驚くほど増えます。
例えば、往復で1時間の通勤時間があるとします。
そのうち20分だけ勉強に使うと、
20分 × 20日(1ヶ月の出勤日)= 約6〜7時間
これが1年続くと、かなり大きな勉強時間になります。
通勤時間が勉強に向いている理由はもう一つあります。
それは習慣になりやすいことです。
通勤は毎日ほぼ同じ時間に発生します。
つまり「この時間は勉強する」と決めてしまえば、自然と続きやすくなるのです。
こうした小さなルールを決めるだけで、勉強は一気に習慣に近づきます。
ただしここで、多くの人がつまずくポイントがあります。
「机に向かわないと勉強できない」と思ってしまうこと。
重い教材を広げる必要があると、通勤時間の勉強はなかなか続きません。
そこで役立つのが、スマホで学べる勉強スタイルです。
最近は動画講義やオンライン講座など、スマホだけで勉強できるサービスも増えてきました。
通勤時間やスキマ時間でも学習できるので、忙しい社会人にはかなり相性のいい方法です。
例えば資格学習サービスの中には、スマホで講義動画を見ながら学習できるものもあり、移動中でも知識をインプットしやすくなっています。
こうした環境を作るだけで、通勤時間は
ただの移動時間から、未来への投資時間に変わります。
ではここから、事務職・営業職・販売職など、忙しい社会人が実際に取り入れやすいオンライン学習の活用例を見ていきましょう。
事務職の通勤時間の使い方
事務職の通勤は「電車+待ち時間」が多いので、実は勉強とかなり相性がいい時間です。私がやって効果を感じたのは、通勤を“勉強スイッチ”にするルールを作ることでした。
例えばこんな感じです。
-
電車に乗ったら まず10分だけ動画講義を見る
-
混んでいる日は イヤホンで音声だけ聞く
-
会社の最寄り駅に着いたら 1つだけ復習問題を解く
さらに意外と効果があったのが、駅のホームでの待ち時間。
次の電車を待つ2〜3分で「昨日の講義を1本だけ復習する」と決めておくと、短い時間でも知識が定着します。
通勤時間は特別な勉強時間ではなく、
いつもの移動に“10分だけ学習”を差し込む感覚。
これだけでも、1週間続くと「意外と勉強できている」と感じられるようになります。
営業職の移動時間の使い方
営業職は、実は勉強時間を作りやすい職種でもあります。理由はシンプルで、移動時間が多いからです。電車移動や車での移動の合間は、少し意識するだけで学習時間に変わります。
例えばこんな使い方があります。
-
電車移動では 動画講義を1本だけ見る(10分〜15分)
-
歩いている移動中は 音声講義をイヤホンで聞く
-
商談前の待ち時間に スマホで問題を2〜3問だけ解く
意外と使えるのが、商談と商談の間の5分〜10分。カフェに入るほどではない時間ですが、スマホで講義の続きを見るにはちょうどいい長さです。
営業の移動時間は「空き時間」ではなく、
知識を少しずつ増やすチャンスの時間。
1日10分でも積み重ねると、気づけばかなりの勉強時間になっています。
販売職の出勤前の勉強習慣
販売職はシフト勤務が多く、仕事のあとに勉強しようとしても疲れてしまうことが多い。そこでおすすめなのが、出勤前に少しだけ勉強する習慣です。朝のほうが頭がすっきりしていて、短時間でも集中しやすいからです。
例えばこんなやり方があります。
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出勤前に 10分だけ講義動画を見る
-
通勤中に イヤホンで講義を聞く
-
開店前の待ち時間に 問題を2〜3問だけ解く
意外と使えるのが、お店に少し早く着いたときの数分。スマホで昨日の講義を軽く復習するだけでも、記憶が定着しやすくなります。
「しっかり勉強する時間」を作ろうとするより、
出勤前に10分だけ学ぶと決めるほうが続きやすい。
短い時間でも毎日積み重ねると、自然と勉強が習慣になっていきます。
不動産営業の出勤前の勉強習慣
不動産営業は、日中の予定が読みにくい仕事です。急な案内や商談が入ることも多く、仕事が終わってから勉強しようとしても続きにくいことがあります。そんなときは、出勤前の短い時間を使うと勉強が習慣になりやすくなります。
例えばこんな方法です。
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朝の準備後に 講義動画を1本だけ見る(10〜15分)
-
通勤中に イヤホンで講義を聞く
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会社に少し早く着いたら 過去問を2〜3問解く
意外と使えるのが、営業開始前の静かな時間。朝の事務所は比較的落ち着いているので、短時間でも集中して復習できます。
宅建(宅地建物取引取引士)などの資格は、一度に長く勉強するより
毎日少しずつ知識に触れることが大切です。
出勤前の10分を勉強に使うだけでも、知識は確実に積み重なっていきます。
経理職の出勤前の勉強習慣
経理職は月末や決算期など忙しい時期があり、仕事のあとに勉強しようとしても疲れてしまうことがあります。そんなときは、出勤前の短い時間を勉強に使うと習慣にしやすくなります。朝は比較的静かな時間なので、集中もしやすいからです。
例えばこんな方法があります。
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朝のコーヒーを飲みながら 講義動画を1本だけ見る(10分程度)
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通勤中に イヤホンで講義を聞いてインプット
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会社に着く前の数分で 仕訳問題を2〜3問解く
特に簿記などの資格は、毎日少しずつ問題に触れることが理解につながります。難しい問題を長時間解くより、短い時間でも繰り返す方が知識が定着します。
最近は、多くの企業で人手不足が課題になっています。
そのため、担当業務だけでなく、総務や労務などの知識を少しでも理解している人材は、職場で重宝される場面も増えてきています。
例えば、社会保険や労働法、給与の仕組みなどを知っていると、日々の仕事の理解が深まることもあります。
資格の勉強は転職のためだけでなく、
今の職場で「頼られる人材」になるための知識として役立つこともあります。
出勤前の10分を「勉強の時間」と決めておくと、忙しい日でも無理なく続けやすくなります。
コツ② 勉強時間を「固定スケジュール」にする

