ウェブ解析士の費用は、2026年度の公式案内では、認定講座を受ける場合が33,000円、受けない場合が22,000円(税込)です。ただし、これは取得までの基本的な費用です。取得後も資格を継続するなら、年会費や更新条件も確認する必要があります。
また、2027年度には認定制度の変更が検討されています。今の金額だけを見て、翌年度も同じ方法で受けられると考えないことが大切です。
この記事では、40代の会社員・Web担当者に向けて、取得時と取得後の費用、講座を受けるかの判断、申し込む前の確認事項を整理します。費用・制度の確認日は2026年10月30日です。
2026年度の取得費用は、講座あり33,000円・なし22,000円
最初に、現行制度の費用を確認しましょう。協会の公式案内に掲載されている内訳は次のとおりです。
| 費用の項目 | 金額(税込) |
|---|---|
| 公式テキスト | 4,400円 |
| 認定講座(受講は任意) | 11,000円 |
| 試験(認定費用を含む) | 17,600円 |
| 講座を受ける場合の合計 | 33,000円 |
| 講座を受けない場合の合計 | 22,000円 |
差額は講座費用の11,000円です。安さだけで決めず、説明を聞きながら学びたいか、自分でテキストを読み進められそうかで考えてみてください。
講座に申し込むだけで試験も受けられるわけではありません。資格取得を目指す場合は、試験の申し込みも必要です。講座と試験、それぞれの申込内容を確認しましょう。
上の合計に、任意の問題集・追加講座・再受験などの費用は含めていません。利用する場合は別に見積もってください。教材を増やす前に、まず受験する年度の公式テキストと学習範囲を確認することをおすすめします。

2027年度の受講・受験を考える人は、改定案を別に確認する
協会は2027年度の改定について、演習・試験・テキスト・レポートを一体化した認定を、合計33,000円(税込)とする見込みを示しています。現行の「試験のみ17,600円」の認定方法も、2026年度末で廃止する方向で検討されています。
ただし、認定プロセスは公式告知でも「検討・協議中の案」です。仕様や条件が変わる可能性があり、この記事でも確定した制度として扱いません。
2026年度の「講座あり33,000円」と、2027年度案の「統合型33,000円」は、金額が同じでも内容が異なります。2027年度案に、現行のテキスト代や講座費用をそのまま足して計算しないようにしてください。
受ける年度が決まったら、最新の正式案内と申込画面で、認定方法・含まれる費用・日程を確認しましょう。価格差だけを理由に、学習の準備が整わないまま受験を急ぐ必要はありません。
出典:協会公式「2027年度 資格制度・価格改定のお知らせ」
取得後は、年会費と資格の継続条件も考える
取得時の支払いと、取得後に続けるための費用は分けて確認しましょう。
| 確認する項目 | 公式案内の内容 |
|---|---|
| 正会員の通常年会費 | 年額6,600円(税込) |
| 初めて協会認定資格を取得して会員になる場合 | 取得した当年度の年会費は免除 |
| ウェブ解析士資格の継続 | 年会費の支払いとフォローアップテストの合格が必要 |
| フォローアップテスト | 無料。資格取得当年は受験免除 |
会員制度には、2026年度の移行期間の特別年会費も案内されています。一般の正会員向けには4〜12月分4,400円という表示がありますが、初めて資格を取得した人の当年度免除とは対象が異なります。自分に適用される条件を確認してください。
「初年度免除」は、取得日から丸1年間無料という意味ではありません。例えば2026年の年末に初めて取得する場合も、翌2027年度を継続するなら、次年度の会費を考えておく必要があります。
資格の継続に必要な手続きや期限も含めて、自分の予算と予定に入れましょう。法人会員など条件が異なる場合は、所属先や協会の案内を確認してください。
出典:協会公式「会員制度」/「ウェブ解析士とは」の資格維持案内
講座を受けるかは、理解しやすい方法で選ぶ
2026年度の制度では、認定講座を受ける方法と、受けずに学習して試験を受ける方法があります。
講座の内容を確認したい人
- Web用語や数字の意味を、一人で調べながら進めるのが不安。
- 説明を聞きながら、テキストの内容を整理したい。
- 日程を決めて学習を進めるほうが取り組みやすい。
講座ごとに時間や進め方、講師の説明内容は異なります。「受ければ理解できる」と決めつけず、開催案内と予習の必要性、質問できる範囲を確認してください。
講座を受けずに進めることを検討できる人
- 公式テキストを読み、分からない部分を自分で調べられる。
- 自分で学習計画を立て、理解を確かめながら進められる。
- 現行制度の試験範囲と受験方法を確認している。
アクセス解析ツールを開いた経験があるだけで、試験対策が十分とは限りません。教材の内容を見て、自分が補いたい知識と学習時間を確かめることが大切です。

講座の利用を考える場合は、料金とあわせて、日程・学習範囲・申し込み条件を確認してください。
費用に見合うかを考えるには、使う場面を一つ決める
費用を考えるときに大切なのは、資格名を得ることより、今の仕事でどう使うかです。例えば、ホームページの更新や問い合わせ数の確認、制作会社との打ち合わせに関わる人には、数字と改善案を結びつけて考える場面があります。
「アクセスが増えました」という報告だけで終わらず、「問い合わせまでの流れに課題がないか確認したい」と、次に調べることを整理する。こうした使い方を一つ想像できるか、考えてみてください。
これは学習内容の活用例であり、資格取得によって問い合わせや売上が増えると約束するものではありません。数字だけで原因を断定せず、実際のページや利用者の動きも確認する必要があります。

そもそも今の自分に資格が必要か迷っている方は、ウェブ解析士は40代Web担当者に必要かを考える記事も参考にしてください。費用を払う前に、学ぶ目的と仕事で使う場面を整理できます。
今の仕事でWebや数字に触れる機会が少ない場合や、まず一つの操作だけを覚えたい場合は、受講を保留して必要な知識から学ぶ選択もあります。すべての40代に資格取得を勧めるものではありません。
申し込む前に、年度・費用・時間を確認する
最後に、次の5点を確認してください。
- 2026年度の現行制度と2027年度の改定案を混同していないか。
- 受講・受験・教材のほか、取得後の会費も考えたか。
- 講座と試験、それぞれの申し込み条件を確認したか。
- 仕事や家庭の予定の中で、予習・復習の時間を確保できそうか。
- 学んだ内容を試す仕事や課題を、一つ挙げられるか。

会社の補助制度を使いたい場合は、対象となる費用や申請時期を、申し込む前に担当部署へ確認しておきましょう。会社が費用を負担してくれると決まっているわけではありません。
まずは受けたい年度を決め、公式案内で費用と条件を確認するところから始めてみてください。そのうえで、自分が続けられる学び方を選びましょう。
料金・制度は2026年10月30日時点の公式情報に基づきます。申し込み時には、最新の費用・適用条件をご確認ください。


