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Web改善案を上司に伝える社内プレゼンの方法

Web改善案を上司に伝えるとき、「なぜ今やるのか」「費用はいくらか」と聞かれ、説明に詰まることはありませんか。

伝える順番を整えることは役立ちます。ただ、短く話すだけでは決裁に必要な情報が足りない場合もあります。状況、仮説、変更案、費用・工数、検証方法、承認してほしいことを分けて準備しましょう。

この記事では、40代・50代のWeb担当者や兼任担当者に向けて、そのまま書き込める提案の型と、1分で伝える入口の作り方を紹介します。

最初に、今回何を決めてもらいたいかを一つ選ぶ

「サイトを改善したい」だけでは、上司は何を判断すればよいか分かりません。現状の調査を認めてほしいのか、制作会社へ見積もりを頼みたいのか、具体的な変更費用を承認してほしいのかを分けます。

例えば、費用が分からない段階なら、いきなり変更の承認を求めず、「この範囲の見積もりを依頼してよいか」と相談できます。まだ分からない情報は、未確認のまま明示しましょう。

複数の候補から着手する場所を選びたい方は、Web改善の優先順位を考える記事も参考にしてください。

提案は、六つの項目を一枚にまとめる

資料を作る前に、次の項目をメモしてみてください。スライドを何枚も増やす前に、判断に必要な情報がそろっているか確認できます。

項目書いておきたいこと
現状対象ページ、集計期間、件数・率とその定義
仮説何が課題か。確認できた事実と推測を分ける
変更案どこを、何のために、どの範囲で変えるか
費用・工数見積もり額、社内の作業、担当者。未確定なら確認予定
検証いつ、どの数字や動作で確認するか
承認事項今回、相手に決めてほしいこと

数字は多ければよいわけではありません。提案する課題に関係する数字を選び、比較できる期間と条件を添えることが大切です。

数字を見せるときは、期間・分母・分子をそろえる

「サービスページは見られています」では、どれくらいかが伝わりません。一方、「問い合わせが少ない」と言うだけでも、比較の基準が分かりません。

例えば、次のように整理できます。

過去28日間にサービスページを見たユーザーは200人。そのうち、このページの対象リンクを押したユーザーは8人で、割合は4%でした。

これは説明用の架空例です。このサイトや筆者の実績ではありません。実際の提案では、対象リンクを計測できていることを先に確認し、同じ集計条件の数字を使ってください。

この数字だけで、「ボタンの言葉が原因」とは決められません。案内の位置、内容と読者の目的、計測の漏れなども考えられます。

事実を説明してから、「料金と対応範囲が分かりにくい可能性があるため、まず確認したい」と仮説を添えると、調べることと変えることを分けられます。

変更内容と、会社が負担することをセットで伝える

「ボタンを直す」という作業だけでなく、なぜそれを行うのかを説明します。ただし、期待する変化を確定した成果のように話さないでください。

例えば、「料金説明への案内を追加し、問い合わせ前に確認できるようにしたい」と伝えます。そのうえで、次の点も整理しましょう。

  • 文章は社内で作るのか、制作会社に頼むのか。
  • 変更は契約内か、追加費用が必要か。
  • 誰が文面と公開前の画面を確認するか。
  • 既存の問い合わせ方法に影響しないか。
  • 問題が出たとき、元に戻せるか。

小さな変更でも、確認や依頼に社内の時間を使います。費用が分からないときは「無料でできるはず」とせず、見積もりと作業範囲を確認しましょう。

1分の説明は、判断資料へ進むための入口にする

最初に全項目を読み上げる必要はありません。要点を短く伝え、必要な詳細を資料で確認できる形にします。

次は、料金説明への案内を検討する架空の例です。

サービスページの閲覧はありますが、次の案内への反応が少ないため、料金説明を見つけにくくないか確認したいです。まず制作会社へ、案内文の追加に必要な費用と対応範囲を聞きたいと考えています。今回は変更そのものではなく、見積もり依頼を承認いただきたいです。

費用が分かり、変更を提案する段階になったら、見積もり額、社内担当、確認日程、効果を見る方法を添えます。同じ台本を、調査段階と実施段階で使い回さないことが大切です。

反対や保留になったら、足りない情報を確認する

提案が通らなくても、説明が下手だったと決めつける必要はありません。費用の上限、他の案件との優先順位、社内で確認すべき条件など、別の理由があるかもしれません。

例えば、次のように確認できます。

  • 費用・作業範囲・効果の見込みのうち、何が不足していますか。
  • 先に現状を調べるところまでなら進められますか。
  • いつ、どの情報をそろえて再提案すればよいですか。

会議後は、決まったことと保留の理由を短く記録します。次に何を調べるかが分かれば、同じ説明を繰り返さずに済みます。

実施後は、期待と結果を分けて報告する

変更を承認されたら、変更日と内容を残し、事前に決めた条件で確認します。クリックや問い合わせが増えても、季節、広告、流入元などの変化が影響する場合があります。

「変更後に増えた」という事実と、「変更が原因で増えた」という判断は分けて伝えましょう。記録が少ない場合は、まだ判断できないと報告してかまいません。

リンクの反応を確かめる方法は、クリック改善記事で整理しています。

Web解析を体系的に学ぶことも選択肢ですが、社内提案のために最上位資格から始める必要はありません。資格の必要性を考える記事や、費用の記事で、自分の仕事と合うか確認できます。

ウェブ解析士の講座内容を確認する

まずは、提案したいことを六つの項目でメモしてみてください。「今回は何を承認してほしいか」が一文で書ければ、準備すべき情報も選びやすくなります。

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